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事件の絡んだヒューマン映画が好きな人にお勧めする邦画三選

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邦画って洋画にはない独特なテンポの良さ、またはどんよりとした暗さがあったりしていい味があると思います。日本語でしか表せない表現もあると思います。
邦画が好きな自分があまり邦画を見ない人におすすめしたい、世界に引き込まれる、目の話せなくなるような作品を3品書きたいと思います。

1.愛のむきだし

愛のむきだし [DVD]

あらすじ:
幼い頃に母を亡くし、神父の父テツと二人暮しのユウ。理想の女性“マリア”に巡り合うことを夢見ながら、平和な日々を送っていた。
しかしテツが奔放な女サオリと出会ってから生活が一変。やがてサオリがテツのもとを去ると、テツはユウに「懺悔」を強要するようになる。父との繋がりを保つために盗撮という罪作りに没頭していくユウ。そんな彼はある日、罰ゲームで女装している最中に、ついに理想の女性ヨーコと巡り合う・・・。

映画「愛のむきだし」公式サイト

 神父の父親と息子の歪んだ関係の親子とひとりの少女の物語です。自分の妻を亡くしてから豹変し狂ってしまった父親の横行に、残ったたったひとりの父親に嫌われたくない一心で父親にすがりついていく息子である少年が、ある日少女と出会い、そしていつの日からか危ないカルト宗教に引きずり込まれてしまうその少女を必死に守っていくというあらすじになっています。この物語にはモデルとなる事件があって、宗教団体に洗脳された妹を、兄が団体に潜入して妹を助け洗脳を解くという実話が盛り込まれています。
 物語のはじめはとてもテンポが良く、ギャグテイストで描かれているシーンも多いのでコメディ要素が強いです。しかし後半になるにつれてその雰囲気は一変、気持ち悪くてシリアスな展開になっていきます。上映時間4時間という長さですが、見ているうちに雰囲気の変わっていく内容と、役者の演技の迫力に引き込まれてあっという間に見れてしまいます。神父の父親役は渡部篤郎、その息子である主役は歌手グループのAAAのメインボーカル西島隆弘、洗脳されてしまう少女は満島ひかりというインパクトのある配役となっています。危ない役をやらせたらピカイチの渡部さんはもちろん堂々の安定感ですが、意外だったのが主役の西島隆弘さんで見事に役を演じきられており、役者としての彼の演技力に驚かされます。そして満島ひかりさんの可愛さはこの映画でも十分に発揮されていますが、彼女の気迫あふれる体当たりの演技には引き込まれていくこと間違いなしです。そしてもうひとり、強烈なインパクトを放っていたキャラクターがいました。女優の安藤サクラさん、俳優の奥田瑛二さんの娘さんです。彼女の役、一度見れば頭から離れませんしねばっこくてイライラして、ものすごい気持ちの悪さがあり、本当に嫌な悪役を体を張って演じきられています。自分で足を開いてスカートをたくし上げ、股間を見せつけて西島さんを誘惑するシーンは強烈で、女優魂を感じます。
 普通の洋画に飽きた人、すっきりしたい人におすすめの一本です。

予告編はこちら

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2.ゆれる

ゆれる [DVD]

あらすじ:
東京で写真家として成功している猛は、忙しくも自由気ままな生活をしている。一方、地方に残り実家の商売を継いだ兄の稔は幼い頃から温和で誠実な人柄だが、いまだに独身で父親と2人で暮らしている。母の一周忌で久しぶりに帰郷した猛は、稔と、ふたりの幼なじみの智恵子と3人で近くの渓谷に行った。兄弟が幼かった頃、よく両親が連れてきてくれた場所だが猛はそのことを憶えていない。懐かしい場所ではしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。だが、渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。兄をかばうため稔が奔走する中、稔の裁判が始められる。事故だったのか、事件なのか。猛の前で、稔は次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる。兄は本当に自分がずっと思ってきたような人間なのだろうか。当たり前と思い疑いもしなかった事柄の裏面が見え隠れし、裁判が進むにつれて猛の心はゆれていく。やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった───。

映画『 ゆれる 』公式サイト

 オダギリジョーと香川照之が不仲な兄弟役を演じている、なんとも影のある作品です。あらすじは、女にもてて女にだらしない弟オダギリさんが母親の一周忌で帰郷し、兄である香川さんが密かに想いを寄せていた、兄弟で幼馴染の女性を演じる真木よう子とオダギリさんが男女の関係を持ちます。なんとなく変化に気づいて感づいた香川さんでしたが、もやもやした気持ちのまま三人で吊り橋のある川へ出かけることに。その時に事件が起こります。地面まで高さのある吊り橋にいた香川さんと真木さんが吊り橋が揺れた拍子でもつれ、真木さんは落下してそのまま帰らぬ人となってしまいます。吊り橋を下から見ていた唯一の目撃者オダギリさんは、嫌いでも血の繋がった兄弟の肩を持とうと証言を有利にしたり、感情的になり兄貴が逆上し突き落としたと不利になるように持って行ったりします。実際に事件が起きた時の様子はオダギリさんのショットしか撮されておらず、真相は誰にもわからないようになっています。筆者が初めて見た時には、真相がわからないまま終わる映画が好きではないのですっきりしないで悶々としていましたが、ここで映画のタイトルをもう一度思い出しハッとしました。

 弟オダギリさんの目撃時の状況が、兄への感情のままに変化し、ゆれているのです。映画の表したかったことが分かった途端にすっきりし、ラストのシーンでは思いがけない感動シーンにおもわず涙が出てしまいました。

 暗くて静かなタッチの映画ですが最後まで集中してみてしまいます。やはり香川さんのなんでもこなせる演技力は魅力的で、こちらの映画でも冴えない影のある兄役を見事に演じられています。見た人それぞれが考えさせられるお勧め映画です。

予告編はこちら

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3.凶悪

凶悪 [DVD]

あらすじ:
 史上最悪の凶悪事件。その真相とは?
 ある日、雑誌『明朝24』の編集部に一通の手紙が届いた。それは獄中の死刑囚(ピエール瀧)から届いた、まだ白日のもとにさらされていない殺人事件についての告発だった。彼は判決を受けた事件とはまた別に3件の殺人事件に関与しており、その事件の首謀者は“先生"と呼ばれる人物(リリー・フランキー)であること、“先生"はまだ捕まっていないことを訴える死刑囚。闇に隠れている凶悪事件の告発に慄いた明朝24』の記者・藤井(山田孝之)は、彼の証言の裏付けを取るうちに事件にのめり込んでいく……。

 こちらは実際の事件をほとんどそのまま題材にして作られた映画です。その分残酷で、中には目を覆いたくなるような描写ややりとりもあったりします。
 殺人罪で死刑判決を受けている元暴力団員(ピエール瀧)がひとりのジャーナリストに自分には余罪があると呼び出し、その記者(山田孝之)に、自分にはまだ誰にも話していない余罪の殺人事件があると告白することから話が進んでいきます。暴力団員ピエールさんの証言で明るみになった首謀者の存在(リリーフランキー)を知ることとなった記者山田孝之さんはジャーナリストとして事件の真相を調べていきますが調べていくうちにエスカレートし、記者である仕事の範疇を超え、家庭もボロボロになりながら事件を追って翻弄します。
 なにしろ実話なので内容は残酷そのものなのですが、一番の見所は犯人役のピエール瀧さんとリリーフランキーさんの本物の極悪かと思わせられるほどの犯行シーンです。この二人老人をターゲットとして保険金なり不動産を奪っているのですが、事件がおおやけにならないように老人の家族を脅して納得させた上で犯行を行います。そして殺人を行うピエールさんとリリーさんは犯行を行う時、なんの躊躇もなく虫を殺すように人間を殺すのです。血も涙もない最低な人間を演じています。俳優顔負けの貫禄です。何の役でもこなしてしまう山田孝之さんの、事件を追うごとに狼狽し、唯一のまともな感覚である人物の人相が変わっていく姿も見どころポイントです。

 予告編はこちら

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まとめ
 以上が私がおすすめする事件を軸とした人間のドロドロした部分を楽しめる邦画3点です。どの映画も雰囲気が違いますがその空気に引き込まれていくこと間違いなしです。ぜひ一度観てみてください。